コロナ禍でも、変わらず患者さん同士のコミュニケーションの継続

投稿者:地域医療機能推進機構 山梨病院 認知症看護認定看護師 藤原智恵

安心して暮らせる地域づくりに貢献することを理念として地域ケアシステムに取り組んでいる地域医療機能推進機構山梨病院〈168床〉の認知症高齢者に対するケアについて紹介します。

新型コロナウイルスの対応のため、患者さんには、マスクの着用、患者さん同士で距離を保つ対応を行っています。以前から、ADL の改善のために、病棟内のデイルームで患者さんが食事をしています。コロナウイルスの対応の為に現在は、患者さんの人数を減らしてデイルームでの食事を継続しています。

 それは、ADL改善の目的もありますが、食欲のない患者さんが、モリモリ食べている患者さんを見ると食事量が増えていくからです。また、患者さん同士で会話が弾んでいる様子も見られ、同じ世代の方同士しかわからない思いがあるようにみられます。

ある患者さん同士の会話です。「Aさん、お元気だった?待ってましたよ」とBさんが笑顔でAさんに声をかけています。Aさん「もう来てたんですか?おまちどおさま。今日も寒いですね」と嬉しそうに返事をしています。ご自宅にいたら普通にご近所同士の会話だなあと和む一場面です。

今後も感染予防対策と患者さん同士のコミュニケーションの継続を両立させていきます。

テーブルの配置

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