ポータブル拡声器で密接を回避したコミュニケーション

投稿者:同朋大学社会福祉学部 非常勤講師 阿部邦彦

高齢者に多い難聴に対応するため、ケア場面では耳元に声をかける場面がよく見られます。マスク越しであっても、飛沫・エアロゾルが漏れていると言われており、大声により飛沫の漏れはさらに大きくなります。

難聴の方とのコミュニケーションが難しい状況ですが、個別に装着できるポータブル拡声器の使用は、感染予防と高齢者とのコミュニケーションを保つために有効と考えられます。

マスク越しでも、マイクで音声を拾います。価格帯も2,000円代と導入しやすく、診察、訪問看護・介護、施設内でのケアなどでも利用できます。
また、スピーカー出力の大きい機種を選べば、レクリエーションの司会進行などでも、活用できそうです。

複数のスタッフが拡声器を共有する場合、接触感染のリスクが存在します。使用前後には消毒液による拭き取りが必要でしょう。

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