“思い=安心”を届ける荷物便

投稿者 磐田市立総合病院 鈴木 智子

入院後、認知症のある患者さんは身体症状が緩和してくると、周囲の状況に注意が向き始めます。
環境の変化に戸惑い、そこで生じる“不安”からご家族への思いも強くなります。

しかし、現在面会制限中であるため、ご家族でしか果たすことの出来ない”安心”が届けられない状況となっています。そんな中、なんとかして認知症のある患者さんとご家族の思いを繋いで両者が“安心”してもらうことはできないか考え、私の所属する部署では以下のようなことをしています。

< ケアの工夫 >
当院では入院中の荷物の受け渡しを職員が代行しています。
その荷物を活用し、ご家族からは家族の思いで写真や励ましの手紙、認知症のある患者さんからは療養中の様子を写真にとり筆記が可能であれば手紙を書いてもらっています。
会話が可能でない患者さんには「療養日誌」を作り、入院中の様子について写真をそえて看護師が記入し、ご家族からも思い綴ってもらい関係構築をしています。

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