投稿者 山形県鶴岡市立荘内病院 認知症看護認定看護師 富樫 千代美
私たちの病院では、Beforeコロナの頃のように、自由に 面会ができません。
すると・・入院患者さんのベッドサイドの環境が少し変化しはじめました。家族の写真の持ち込みです。
スタッフからも「よかったらご家族と会えない寂しさもあるので、懐かしいお写真や孫さんの写真でも・・・。」と声をかけることも多くなりました。
遠方のご家族からは、お見舞いメール(画像入り)がベッドサイドに届くようになりました。
文明の利器を活用し、動画で会話することもできる時代ですが、記憶の曖昧になっている患者さんでも、持続する馴染みの空間、家族に暖かく見守っていてもらえるような、そんなほっこり空間が、患者さんの治療にもプラス、そしてご家族の不安な気持ちに寄り添えるケアにつながったらと願って療養環境を考え、ラウンドの時には、家族の代わりに「顔を見にきましたよ!。」とお伝えしています。
面会もままならず、高齢者の患者さんは不安。
軽度認知機能低下や認知症を抱えて急性期病院に入院治療する際、せん妄リスクも高い。
そんなとき少しでも・・記憶をつなぐお手伝い方法を考えています。
家族の文字は、わかっているんです。大切な人からの手紙を大切にしています。
写真や、手紙、それは、それだけでも十分な役目を果たすのですが、その写真や手紙に紐付けされた、懐かしい思い出が、患者さんたちの心の支えとなり、自分自身の役割を再認識できたり、スタッフとの会話の促進での語りから、意欲向上につながる魔法のグッズだと思います。
小さなあたたかいぬくもりをAfterコロナのニューノーマルケアに!!
急性期病院でもそんなケアを展開中です。
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