感染リスクを軽減させる遠隔・ガラス越し面会

投稿者 同朋大学 社会福祉学部 阿部 邦彦

対面による面会での、感染リスクを軽減するため、2つの面会方法を準備し、面会時の感染リスク軽減と利用者・家族の交流維持を図っている。

<ケアの工夫>

  1. LINEビデオ通話による面会。施設にiPadを用意し、利用者家族のLINEアカウントを事前に登録した上で、面会時間を予約制として、ビデオ通話による面会を行っている。施設に来所する必要がなく、遠方の家族が面会しやすくなるという効果もある。反面、認知症により状況理解ができないと、iPadに映った家族に驚くなどの行動も見られる場合がある。
  2. 対面による面会を希望される利用者・家族について、施設玄関・バルコニーのガラス越しに面会を行う。声が届きにくくなるため、双方にトランシーバーを用意し、難聴や発声が聴き取りにくい場合にも配慮している。家族側については、複数の家族が同じ場所を利用するため、ガラス面などに付着した飛沫に触れることによる接触感染のリスクはあるが、面会前後の手指消毒を実施で対策している。

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